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  • 執筆者の写真橋元雄二

「グチは言わないと決める」




寺も持たず何も収入のない良寛は、托鉢によって生きる糧を得ていました。ある日、いつものように托鉢に出ましたが、良寛は何ひとつ施しを受けることができませんでした。日が暮れてきて、そろそろ帰らなければいけませんその時の托鉢の鉢にはなにひとつ入ってません。その時の事を良寛自身が自分に言い聞かせた自戒の言葉が冒頭の言葉です。今はどこもコロナウイルスで世の中が大変な時期ですが、グチを言ってもなにひとつ解決するわけではありません.こういうときほどじーっと待って辛抱することです。グチを言ってもなんら変わることはないのですから。

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