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執筆者の写真橋元雄二

「今を大切に生きる」



人生には、いい時も悪い時もあります。何をやってもうまくいく時もあれば、何をやっても

うまくいかないという時もあるものです。しかし良寛は、「今はうまくいってるとか、うまくいっていないなどと考えない方がいい」と述べています。「まくいってる」と思うと、つい調子にのった考え方をしてしまいます。「私は強運の持ち主かもしれない。これからはそう努力しなくても、人よりずっといい思いをしていけるだろう」などと、怠け心が出てしまいます。

「うまくいっていない」と思えば、徐々に絶望的な気持ちに落ち込んでいきます。「どうせ運が悪いんだ。しょせんは力量も才能もないダメ人間なんだ。あくせく努力し立って、この先はたかが知れている。」などと、意欲を失っていきます。ですから良寛は、冒頭の言葉のように、こう勧めているのです。現在の状況をありのままに、無心に受け入れていくのがいい。そうすることで、今を大切に生きていくことができる」今という時間を大切にすることが、よりよく生きることだと思います。今を生ききってこそ、いい明日を迎えられます。ですから今を大切に生きることが重要であると良寛は説いたのです。

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