これは良寛が言う功徳の意味を上記の言葉で表現したものです。
良寛は、他人にいいことをするとは、つまり、自分が「我慢」することなのですと述べているのです。たとえば恵まれない人のために、お金を寄付するとしましょう。この場合、他人の幸福のために、自分がお金をつかいたいことを我慢しているのです。困っている人を助けるボランイア活動に参加するとしましょう。この場合、自分の楽しみのために時間を使うのを我慢して、人の幸福に役立てているのです。このように、いいことをするためには、自分が我慢することが必要だ」と良寛は述べているのです。言い換えれば、「自分が我慢できない人は、他人の幸福のためにいいことをすることははできません。」と言い切っているのです。
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