最近本を読まない人が多くなった。テレビ「・スマホ・ネットという文明の利器は読書を遠ざけているのだろうか?しかし、問題意識を広げたり、深めたりするには読書が不可欠である。それくらいは常識として、頭の片隅にあっても、全体として読書量が落ちているという傾向はいかんともしようがない。しかし、読書によってものを考える習慣を持たない人は、話題も単純で奥ゆかしさも感じられず、品性にも大きく欠けるところがある。そうでない人もいるが。この前かかりつけの病院の眼科の先生が突然白衣のポケットから、スマホを取り出しカルテに度忘れしたのか漢字を探すのにスマホを取り出したのにはビックリした一般的な教養として求める読書する習慣を持つ人とそうでない人との差にはあまりに大きいものがあるんだとつい笑ってしまった。学校の試験のためとか、仕事のマニュアル用のほかは、ほとんど本を買ったことがないという人も珍しいことではなくなったからだと思う。だが読書をすることで、目の前にいない人とも対話ができる。すでに亡くなった古い時代の人の考え方を知る事が出来る。生活や文化が異なる外国人の物語を読む事ができる。私は良寛の本を読むようになったのも理由がある,なぞが多いのである。逸話などは数多くあるのだがそのとき良寛の心の中はどうであったんだろうと考えるとどんどん良寛の本が多くなってきた。とにかくなぞの多い人なのである。なぞが多いと益々知りたくなるのが読者である。私は勉強もいいが本をとにかく一杯読みなさいと子供達には言うのだがご他聞にもれず、世の中の文明の利器には勝てない。残念だがそのうち人間は脳が退化していくのではなかろうか、心配でならない。そう思うのは私だけだろうか。
「本を読む事の大切さ」
更新日:2020年9月4日
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