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  • 執筆者の写真橋元雄二

「絶対に正しい」なんてありえない

更新日:2021年3月9日



恋愛の話で例えて話してみよう。「ああ、この人すてき。ああこの人が好き。そう思ったとたんその人しか見えなくなる。実はその人より、もっとすばらしい人がいても目の中に入ってこない。そう恋は盲目と言われる状況になると人はもっとすばらしい人がいても、まったく関心がなくなってしまう。それと同じようにああこの考えが、いい。ああ、この考えが正しい。このようにそう思った瞬間、いくら、もっといい考えがあっても一向に見えなくなる。このように人はこれが正しいと思い始めると視野が狭くなる。そのことだけが正しいと信じ込んで、それをふところに中に入れてあたためて、しっかり守ろうとする。好きな人ができると命がけでその人に集中する。それは若さの特権でもある。又、その人は成長する。これが正しいと心底から信じ込むと、そこに心棒のようなものが生まれて、急にしっかりと,充実する。若いうちには、自分の考えた正義に、すべてを奉仕することで発展する。不思議なことだが、十年、二十年が過ぎ去っていくと、なぜあんな人が好きだったのだろうと、とんでもないことを思う。目の前に、もっと、もっと素敵な人に出会って戸惑う。色々経験をして、歳を重ねていると、「何故若い頃、あんな主義、主張を絶対に正しいと信じていたのか」と馬鹿らしくなることも、ある(昨日是とせしところ今日また非なり いずくんぞ昨きのうの非似非らざることを知らん)

「今日、みんながいいと言ってる事は、昨日は、悪いと思われていたことを知らなきゃいかんよ」・・・・・・・・


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