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「逃げ場を持つ」

  • 執筆者の写真: 橋元雄二
    橋元雄二
  • 2020年6月21日
  • 読了時間: 1分

更新日:2020年6月22日





良寛と遊んだ子供達の親たちすべてが、良寛を尊敬してたわけではない。「あんな乞食坊主と遊ぶな」といった親もいる。寺に入らない禅僧。いろんな悪評もあった。村人の悪い評判に、ムカムカしたこともあったろう。そんなとき良寛は正座して、筆をとって、一枚一枚美しい文字を書くことが、良寛の唯一の回生の逃げ場であった。「吾れと筆硯と何の縁か一回書き了りて又一回」と詠んでいる座禅をして良寛は書をしたためることで心を鎮めていたのだろうこれが良寛流の「逃げ場をもつ」という意味ではないだろうか。私は山が心を鎮める「逃げ場」だった気がする。

 
 
 

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