冒頭の良寛の言葉にあるような最近世間ずれした,見方をする者が現代にも、数多くいるように思います。無人販売店で防犯カメラが設置されていても店の品物を持ちお金を払わずに何食わぬ態度で店を出て行く不届き者の万引きのニュースや突然家に上がり込み押し込み強盗で金品を盗む者などのニュースが多い。
良寛の言葉で「悪いことをする人を見て、しょせん善人は馬鹿を見るだけだ」と言う人はまったく情けなく思います。多少は悪いことをしなければいけないんだ」と考え、自分も悪い事をしようとする人です。確かに世の中には、悪いこと、ずるいことをして、言い思いをしている人がいることも事実でしょう。しかし、そのいい思いは長続きはしないと思います。
仏教に「因果応報」という言葉があります。「いい事をすれば幸せになれる。悪い事をすれば、必ずその罰を受けて不幸になる」という意味です。悪いこと、ずるいことをして、一時的にいい思いをしても、いずれは天罰を受けて、不幸のどん底に突き落とされる運命にあるのです。因果応報で罰を受ける人生より、まじめに働いて「因果応報」の教えを信じて生きていく事が一番の幸せだと思うことです。
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