冬が近づくと空気は冷たくなり、木々は葉を落とします。しかし、厳しくなる中で、青々とした葉を茂らす木もあります。その木を見ていると、私は何ををやっているのか」という気がしてきます。冒頭の言葉で良寛が言いたかったのは、「厳しい環境の中でも、それに負けずに一生懸命生きていこうとしている生命の美しさ」だと思います。厳しくなる環境の中でも、それに負けずに一生懸命に緑の葉を茂らせている木もあります。その姿を見て良寛は感動します。そして「私も生活環境が厳しい中でも志を失わず、心のやすらぎと幸福を求めて、負けずに精進していかなければならない」と、決意を新たにしているのでしょう。家庭環境が恵まれない中でも、将来に希望を持って一生懸命に勉強に励んでいる子ども達がいます。身体に障がいを持って生まれてきたにもかかわらず、前向きな気持ちで頑張っている人もたちもいます。世界に目を向ければ、戦争に巻き込まれてつらい経験をしながらも、明るい気持ちで自分の人生を前進させていこうと頑張っている人も数多くいます。そのような人の姿を見て感動し、「私も少々の困難にもへこたれることなく、力いっぱい、生きていこう」という人たちもいるでしょう。良寛も寒い冬の中一人で庵の中でそのような同じ気持ちにさせられたのではないでしょうか。これから受験るされたちへ、日々の生活を当たり前と思わず平和で勉強ができる環境にいられることを謝して欲しいです。
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