『才覚は時に人生をすり減らす』
- 橋元雄二
- 2022年2月26日
- 読了時間: 1分

良寛は名主の実家の長男でしたが親との仲たがいで禅僧になり実家を出ました実家を継いだのは次男の由之(ゆうし)四男の宥澄(ゆうちょう)でした。しかし、由之は自分の才覚にうぬぼれるところがあり、神経をすり減らしながら欲を深追いし、人と余計な争いを起こすことがしばしばありました。一方の四男の宥澄は才覚に恵れていないものの誰とも争わず、生きていけるタイプでした。それを知っていた良寛は口下手で不器用な宥澄の方がゆとりある人生を送れるほうが人にとつて幸せな生活を送れるのは四男の宥澄ではないかと述べていました。このことでのちに由之は名主の名を役人より取り上げられ実家は一家離散の運命をたどる。
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