ある会社の上司は、いばり散らすのが好きで、部下たちをこき使っていました。部下達が働きやすいように気を配ることなど全くせず、自分が良ければ、それでいいとといつた振る舞いばかりが目立ちました。この上司が地方に転勤することになりました。送別会が行われましたが、出席した部下はごくわずかで会も盛り上がらずに寂しい雰囲気に終始したということです。また、同じ会社の年配社員は、世渡りが下手で、出世できずにいました。しかし、気持ちがやさしく、後輩たちの面倒をよく見ていました。自分のことより他人の事を優先する性格で、みんなのため力を尽していました。この年配社員も転勤することになりました。送別会が行われましたが、大勢の人が集まって、とてもにぎやかな楽しい会になりました。これは送別会の話ですが、この上司と年配社員は対照的な人生を歩んでいくのではないかと思われます。この話から学べることは、ふだん人を大切にしている人は、みんなから好意を寄せてもらえる、ということです。反対に、ふだん人を大切にしていない人はみんなから嫌われてしまう、ということです。
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