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執筆者の写真橋元雄二

『自分が楽しいから人も喜ぶのだ』


現代のある陶芸家が、こんなことを述べていました。「展覧会に出す作品だから、いいものを作りたい、高く評価されたい、という下心が出てしまうと、かえって作品がいやらしくなる。むしろ無心となって作ったものの方が、出来栄えがいい」この「無心になる方がいいものが出来る」という法則は、文芸や陶芸だけでなく、あらゆる創作活動に参考になると思います。ビジネスマンもそうです。「出世したい」とか「上司にほめられたい」といった下手な野心を抱いて働くよりも、「やってみたい」「働くことが面白い」「人の役に立ちたい」と、無心に働く方が、いい結果が出るのではないでしょうか。

 参考文献 「良寛88の言葉」の中より

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