アメリカでは某通訳者の違法カジノの窃盗事件で世間を騒がしているが自分の仕事の本分から外れた人は決して幸せにはなれないと言われている。
冒頭の言葉に出てくる「本分」とは、「その人が本来すべきこと」「その人の人格に合った生き方」という意味があります。良寛は、「あくまで私は、名誉も金銭も求めず、自分らしく生きるつもりです。貧しくても清らかな生き方を死ぬまで貫くつもりです」と述べています。昭和時代の作家、尾崎一雄は次のような事を述べています。松という木がある南天という木もある。それぞれの木は,それぞれの生長の仕方に特徴がある。人間も同じだ。性格や考え方が異なった人間がたくさんいる。人それぞれ、自分らしい生き方を精一杯していけば、それでいい」この言葉を言い換えれば、「人はそれぞれ、本分を持つている。自分の本分を守りながら生きて行くのが、その人にとって最も幸せなことだ」だということだと思います。とは言いながら、「自分の本分とは何か。まだはっきりと分かっていない」という人も多いのではないでしょうか。しかし、本分から外れていたことをしていたら、幸せになれないでしょう。
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