『良寛の飴好き』
- 橋元雄二
- 2023年10月27日
- 読了時間: 1分
更新日:2024年6月18日

良寛は飴が好きだったので,飴を贈って字を書いて貰おうとした男があった。その男が飴を差し出すと、良寛は手を出した。その手をすかさずつかまえて、『どうか字を書いてください』と言うと良寛は仕方なく「よし、よし」と言って書き始めた、出来上がった書は『その手は食はん 良寛』と書いたそうである また托鉢に出かけると良寛の書をほしがる者が多くなり家に上げられ部屋に閉じ込められることも多くなり良寛は気が乗らないと書を書く人ではなかったので仕方なく『良寛困る』と書いてそそくさと帰って行ったそうである。
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