「若い頃を思い出すと、思いに任せて好き放題をしていました。一生は嘆き多いものだと考えもしませんでした。良寛の実家は新潟の大きな名主の家に生まれましたから、家を出る前までは何不自由ない生活だったようです。「贅沢な服を着て、歓楽街を遊び回ることもよくあったのです。若さに任せて、女生関係との失敗もありました。」この言葉は良寛が若い頃を思い出して述べたものです。その後良寛は思い改めて出家し、仏道の生活に入ります。若い頃の生活を反省し、生き方を軌道修正して、正しい方向へ歩んでいければ、無茶も失敗もその後の人生に生きると思います。良寛さんは反省ができた人ですこの反省が出来ない人は人間的に成長しないでしょうとも述べておられます。
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