『茶会に招かれた良寛』橋元雄二3月26日読了時間: 1分 ある日のこと茶会に招かれた。数名の連客で一椀の茶を飲む濃茶の席であった。良寛は、自分の席に来た茶碗の中身をグツと飲み干してしまった。しかし、隣の席には次の客が控えていた。困った良寛は、口の中にあった濃茶を茶碗の中に吐き出し、それを次席に渡した。それを受けた客は仕方なく「ナミダアミダブツ」と、念仏を唱えてから、その濃茶を飲んだという。この話は良寛自身が話したそうだ。
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