出家後の良寛は諸国行脚で各地を回り、そして生まれ故郷に戻って来た良寛は全てにおいて考え方も変わつていたようだ。「背伸びをして自分も偉く見せようとしたり自分の力を買いかぶったりしてもしょうがない。人は結局、ありのままの自分としてしか生きていけないのだ。ならば初めから、ありのままの自分でいいのではないか」自分を虎のように強いと思い込んでも、それは結局は見せかけに過ぎないという事でしょう。つまり、「いずれ化けの皮がはがれるのならば、化けの皮などつけないほううがいい」と良寛はありのままに生きたのであろう。そのほうが方心も楽だし幸せに生きていけるということなのです。 出家前の良寛は誰もが認めるられ高僧になろうと思っていたが、結局は「を願っても猫にもなれず」の境地に至ったのでした。
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