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「もったいないのは心のむだづかい」

  • 執筆者の写真: 橋元雄二
    橋元雄二
  • 2020年10月8日
  • 読了時間: 1分

更新日:2020年10月10日



日本語の「もったいない」という言葉は世界中にひろがりました。ノーベル平和賞を受賞した環境保護活動の故ワンガリ・マータイさんが提唱し、物をすぐに捨てるのではなく、大切に使おう」という意識を「もったいない運動」を世界中で展開しているのです。このもったいないの語源は仏教の「勿体」という言葉から生まれたのです。勿体とは「そのものが本来持っている価値」という意味です。「もったいない」とは、その物が持っている本来の価値を「ない」ものにものにしてしまうという意味を表しています。たとえばお碗は、ご飯や汁を盛る道具という本来的な価値を持っています。しかし、捨てられてしまったら、価値を失って、ただのゴミになってしまいます。仏教では「物がそのような本来的な価値を失ってしまうことを嘆き悲しみなさい。惜しいことだと思いなさい」と教えています。簡単に言えば、その物が使えるうちは、むやみに捨てたりせず、大切に使いなさい」と教えているのです。そして、物を大切に使う心を持っことが、仏への尊敬や、自分自身の人生を大切にする心につながるという考え方は、生活の心得として覚えておいていいと思います。



 
 
 

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