「天上大風」
- 橋元雄二
- 2021年7月17日
- 読了時間: 1分
更新日:2023年4月28日
ある日良寛が燕の(現燕市)宿場に托鉢に出かけた時の話である。一枚の紙を持った子供が、良寛の傍に来て、「良寛様お願いだからこれに字を書いておくれ」と頼んだ。そこで子供に尋ねた「何に使うのだ。」すると子供は凧を作って遊ぶんだよ、だからいい風が吹くように書いてほしいと持ってきたのである。そこで良寛は凧がよく飛ぶように「天上大風」と四字を大きく書いて子供に与えたそうだ。この書は、友人である、鈴木文台が表装し今に残っている。

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