前にもFB上でも書いてるのだが、ある新聞で「何を考えてるんですか?」東京から帰省なさった子供さんの家の玄関に「さっさと帰ってください!」など、帰省をとがめる内容の手紙が投げ込まれていたという記事を見た。コロナの感染を心配してそのような行為に及んだのだろうが、自分だけ良ければいいという考え方は辞めませんか?憤りを感じてしまいます。そういう人は差別意識にまったく気づかない人なのです。良寛はそういう人には待ったをかける人でした。「ひとたび差別に苦しめられたことのある者なら、差別の意識に敏感になり、深く傷つくという事を忘れていざという時に人は本音に出てくるものだ、そういう神経ではいけない、まずその差別する心を捨てよ、それだけではなく、その差別した当人に対して、どうしてあげたら救ってあげられるか思案しなさい」と述べている。しかし、良寛のようにはいかないとしても、ほとんどの現代人が口を重くして、語りたがらない差別と被差別の問題はなおざりには出来ない事なのである。コロナ感染で、医療従事者への差別があることは非常に残念な事である.ここでも自分達さえ良ければいいと言う意識が根底にあるからであろう。せめて「命がけで感染を食い止めようとする者には感謝の気持だけは持って,ねぎらいの言葉の一つでもかけてあげてほしい。これでは単に村八分と学校でのいじめと同じである。親が医療従事者であるだけで学校内で「コロナは来るな」などと仲間ハズレにする行為とまったく同じ考えなのである。それは医療に携わる人ばかりでなく,障がい者の方にも同じ事が言える、道で困った障がい者の方がいたら「大丈夫ですか?」「なにかお手伝いできる事があれば声を掛けてください」と気軽に声掛けが出来て、助け合える社会でありなさいと良寛は時代が代わっても人々に対して問いているのです。
人権に配慮し、差別・偏見・誹謗中傷はやめましょう
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