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「良寛の遺墨」

  • 執筆者の写真: 橋元雄二
    橋元雄二
  • 2021年2月28日
  • 読了時間: 1分

更新日:2021年3月5日



この歌は良寛が死期を悟った頃の歌だと思う。秋の夜長のこの頃は、夜中に目が覚めて、耳に聞こえてくるのは、山の頂にまで響き渡る,雌鹿をよびたてる雄鹿の声であるよ.向かい側の岡の上に、雄鹿が身動きもしないまま立っている。冬のはじめの十一月、時雨の冷たい雨に濡れながら、立ちつくしていることだ。現代の言葉に訳しているがこの歌は良寛の墓の左側側面に刻印されている、この雄鹿を良寛の孤独な生涯を見立てたとも言われている歌碑である。この歌は「国上のいほり(五合庵)にましし(いた)時」と書かれていた。(わかりやすいよう現代の言葉に訳しました。)※ここでの雌鹿は最後まで良寛の弟子であった貞心尼の事ではないだろうかと思う?

 

 
 
 

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