『分けへだての心を捨てよう』
- 橋元雄二
- 2022年2月14日
- 読了時間: 1分
更新日:2022年2月20日

例えば「Aさんは自分と性格が合うから仲良くしたい。だけどBさんとは性格が合わないから、あまり話しかけしないようにしよう」人は誰であれ、このような気持ちを心の中に持っているのかも知れません。分けてへだてすることは人間の自然な感情だとも言えるでしょう。しかし、良寛は、たとえ自然な感情であっても、人を分けへだてを醜い本能だと考えていました。良寛は博愛主義者でした。「博愛」とは、「障がいがあろうが、なかろうが、平等に愛する」ことを意味します。そのような博愛の心を持つことで自分や人としての人間性が高まり、さらに自分自身に誇りを持って生きていけるような人間になれると良寛は言っていたのです。
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