『夫婦喧嘩に一句を残して帰った良寛』
- 橋元雄二
- 2022年1月15日
- 読了時間: 1分
更新日:4月26日

ある日、良寛は、寺泊のある家の夫婦に招かれ、日暮れ時に尋ねたそうである。すると夫婦喧嘩の真っ最中で尋常な騒ぎではなかった。そこで良寛は、何も言わず、こそこそと一人で寝てしまった。しかし、翌朝になると何事もなかったように機嫌も直り、夫婦二人顔を見合わせながら良寛をもてなした。良寛はこれを見て、「昨夜窓前風雨悪根 和根倒推海棠花」の句を残して帰って行った。良寛が残した句は(昨夜窓の外は雨風が強く、海棠の花を根元から倒してしまった)と意味だが海棠は美人の形容にも使われるので、あとは皆さん昨夜あった夫婦のことを察してください。 上記の花が海棠(かいどう)です。この句を残したということは良寛は恐らく眠れなかったんでしょうね 笑 ※この書いた句は現在に残っているそうである
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