『貞心尼に宛てた良寛の手紙』
- 橋元雄二

- 3月5日
- 読了時間: 1分

貞心尼は武家の娘で、ある医師の元に嫁ぎましたが離婚し、その後良寛と知り合い弟子になった方です。二人はお互いに尊敬しあい弟子になったと言われた人で良寛と手紙のやり取りなどで交わす仲でした。そこには男女の関係もあったようです。それをとやかく言われる事を嫌った良寛と貞心尼には一緒に住むこともなく別々の庵で暮らしていました。その貞心尼がどういう事情があったか分かりませんが何かで落ち込み庵に引きこもってしまい、外にも出ようともせず庵にじーっとしていました。心配した良寛がこう励ましたのです。「仏教徒の仕事は、苦しむ人たちの心を楽にして上げる事です。そのために尽力している人がたくさんいます。しかし、あなたは庵の中に閉じこもってばかりというではないですか。苦しむ人の為に、あなたも外に出て活動しなさい。それが貴方自身の心の悩みを救う事になるのですから」と閉じこもるのは、自分にこだわっているからです、自分にこだわれば、いっそう苦しみが増すだけです。自分のこだわりを捨て、他人の為に尽くすことで、じつは自分の苦しみから離れられるのです。と良寛は貞心尼に励ましの手紙を送った。」






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