『赤南蛮』
- 橋元雄二
- 2021年12月20日
- 読了時間: 1分
更新日:2022年1月9日

良寛の書は越後でも大変有名となり、たくさんの人がその良寛の徳がたい書を欲しがった。ある人が、良寛に紙を贈り、「なんでもいいので好きなものを書いて下さい」と頼んだところ、数十枚の紙に、「赤唐辛子」の絵を書いて「これはわしの一番の好物だ」と言ったという。なんとも,とんちの聞いた切り替えしではないか。良寛はどんなにご馳走が出されても、接待されようが良寛は書は余程の事のない限り一切書かなかったそうです。お酒が入り、気持ちが高揚した時だけは別だったようだ。ここでいう赤南蛮は良寛がご飯のお供として食べた味噌南蛮のことではないかと思われる。
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