『迷いと悟りは寄り添って成り立つ』
- 橋元雄二
- 2022年2月25日
- 読了時間: 1分
更新日:2022年11月10日

このようなことがよくあるのではないでしょうか。好意を寄せている異性のちょっとし
た言葉に、「相手も私を好きなのだ」と確信し、「つきあつてほしいと明日は言おう」
と思います。しかし、翌日には、相手のちょっとした言葉に自信を失い「本当は私のこ
とをなんとも思っていないんだ、告白すのはやめたほうがいいんじゃないか」と迷
いが生じてしまいます。このように確信がたやすく迷いに入れ替わるのは、実は人間に
とって自然なことではないかと思います。ここでいう「悟り」とは「確信」でしょう。
その悟りと迷いが、「お互い寄り添っている」というのは「確信が迷いが生じたり、
自信を失ってしまつたりするのはよくあること、心はいつも揺れ動いているのが普通で
ある」ということを表していると思います。「迷いが生じるのは人間として当たり前の
ことなんです。」と良寛は言っています。
※記事・写真の無断引用はできません。Copyright (C)
Comments