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良寛の濃茶の茶会の席での逸話

  • 執筆者の写真: 橋元雄二
    橋元雄二
  • 2019年11月8日
  • 読了時間: 1分

更新日:2019年11月9日

良寛はある日の事、茶会に招かれた。数名の連客で一椀の茶を飲む濃茶の席であった。良寛は作法うもあまりよく知らなかった、自分の席に来た茶碗の中身をグッと飲みほしてしまった。しかし、隣には次の客が控えていた。そこで困った良寛は、口の中にあった濃茶を茶碗の中に吐き戻し、それを次席に渡した。その茶碗を受けた客は仕方なく「ナムアミダブツ」と念仏を唱えてから、その濃茶を飲んだという。この茶会の時であろうか。良寛は鼻くそをほじくり出し、分からないように自席の右側へ置こうとした。すると右側の客が良寛の袖を引いてそっと注意した。そこで今度は左側に置こうとすると、左側の席の客も注意する。仕方なく困った良寛は鼻くそを元の鼻の穴に戻した。この話には尾ひれがついて、鼻くそを戻したはいいが花の中がむずがゆくなった良寛は大きなクシャミがでて、どこかへ飛んでいってしまい、良寛はせいせいすることが出来たという結末になる。


 
 
 

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