「小倉百人一首に付いてのお話」
- 橋元雄二
- 4月4日
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鶯(うぐいす)の泣き声は昔からもてはやされてきたのに、有名な小倉百人一首の歌人達は、百人の一人として誰も鶯の素晴らしさを歌にしていないと言う事は不思議なことだ「鶯」で季は春「万葉集」はじめ「古歌集」にはうぐいすがしばし歌われているが、どうした事か藤原定家の編んだ 「小倉百人一首に出てこない。良寛は「万葉集」や「今和歌集」「新古今和歌集」などいつも参照していたから、この欠落に気づいた鶯の類句がある。「鶯に夢さまされまし朝げかな」そこで良寛は「小倉百人一首」に鶯を歌った句がないことを皮肉って「鶯(うぐいす)や百人ながら気がつかず」という皮肉を込めた句を残してる。
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