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『とりこ信仰』

  • 執筆者の写真: 橋元雄二
    橋元雄二
  • 2023年11月1日
  • 読了時間: 1分

更新日:1月31日




『とりこ信仰』という風習は鎌倉時代より日本全国にありました。これは体が弱かったり、栄養不足で育たない子供を、神主、僧侶,丈夫に育つ家の親などに拾ってもらって,産みの親が改めてもらい受けたりすることです。さらに神仏の養子にすることもあります。特にお地蔵さんや鬼子母神が主体です。子供を神仏の戸籍に入れて,祈祷し、子供が元気な体になるまで預かるという期限を切つて契約します。その間は預かった子供は仏の子ですから、『どんなことがあっても、預かった子の頭を叩かないようにしなさい。そうすれば丈夫に育つでしょう』と住職が約束させ、その旨の契約書を作ります。期限が来たら「戻し」という契約の解除の手続きをします。たとえ子供が悪さをしたとしても、人間たる親が仏の子を叩いたら筋違いです。そこに、この信仰さの面白さ、大きさがあります。この『とりこ』信仰が特に強く残っていたのが、越後(新潟)と言われています。こうした信仰風土があっことが、この「とりこ」信仰を根付かせたのでしょう。








 
 
 

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