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執筆者の写真橋元雄二

『心を落ち着ける』 三ケ条

更新日:3月27日




● 読み書きは心をこめて、ていねいに

● 掃除はしっかりと

● 年上を敬い、年下を気づかい、生きてるいるものは、鳥獣(とりけだもの)に至るま   でかわいがる

冒頭の言葉は、良寛が世話になつていた人に頼まれて書いた「戒語」です

戒語とは 「過ちを犯さないように日常生活の中で注意すべきこと」という意味です。

これはまた、「心を乱すことなく、落ち着き安らいだ気持ちで暮らしていくための心得」と言って良いでしょう。

まず「読み書き」には、よく心の状態が表れやすいと言われます。心が乱れているときは、ものの読み方も,書く文字も、乱れた調子になっていくものです。ですから反対に、「心が乱れた時は、ていねいに読み書きすることで、心が落ち着く。また、日頃から、丁寧な読み書きを心がけることで心の乱れを予防できるようになる」と良寛は述べています。

「掃除」もまた、心の乱れを正し、安らぎを得ることに効果があると思います。掃除を、心の乱れを正す精神修行とする考え方は,禅の伝統でもあります。しっかり掃除することで心が整い、きれいに掃き清められたような気持で暮らしていけるようになるのです。

「年上を敬い、年下を気づかう」ことは、人間関係における礼儀正しさを尊重しようという意味です。人間関係が円満になり、それも安らいだ暮らしにつながっていくでしょう。

心を落ち着けるためには、心を集中させることも必要ですが、このように、まず行動や形から入っていくのが、より簡単で効果的なのです。


この考え方はスポーツをする人達にも通じる心得で使用してる道具は大事に扱いロッカー内はいつも綺麗にしておく事で自分自身や人間関係でも成長していくのではないでしょうか?

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