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  • 執筆者の写真橋元雄二

『手毬を贈って書を書かせる』

更新日:3月26日



  



  良寛は、とてもまりつきを好んだ。そのため、良寛の書を欲しいと思えば、まず手毬を贈ってご機嫌をとった。すると良寛は、喜んで筆を執って書いた。しかし、その他の物は、たとえ珠玉のように高価な物であってもご馳走されても顧みることはなかったそうですが、親戚関係や托鉢中に無理やり良寛を家にあげて、書を書くまで部屋に閉じ込められたことは多かったそうである。良寛の妹(むら子)の嫁ぎ先の寺泊に托鉢に行った時に急に雨が降り出し、その後の托鉢に行くことが出来ずに妹の嫁ぎ先の主人がこれ幸いにと家の部屋に良寛が閉じこめて「書を書くまで出しません。」その時に仕方なく書いた『雨の降る日は哀れなり良寛坊』の句は有名である。

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