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執筆者の写真橋元雄二

『私がオリーブ園を作る事になったのは』

更新日:12月6日












私がオリーブ園を作ろうと思ったのは地元の農業大学校に通って付加価値の高い果実で何が良いのか試案していた時に思い立ったのオリーブでした。ただ資金が足りないことをどうするか?私は、昔からお金がなければ知恵を出せという主義でしたので、当NPO法人よりオリーブ栽培での障がい者支自立活動」の助成を日本財団様に申請をお願いしてみた。当時、ちょうど東日本大震災の大惨事が起き、日本財団様も大きな震災で流された船の補修費や中古船の調達などの手配で大変な時期でもあったので、私のNPO法人の申請したものが助成の対象になるのか?すごく心配でしたが、日本財団様の担当者様からはなぜオリーブ栽培で障がい者支援になるのかを会社勤めの方ならお分かりだと思うが報告書や企画書で5W1Hの手順で申請書を書き上げたことを思い出す(この資料作りは前職の会社での仕事柄身に付いていたので助かった)いつ(When):いつ開催するのか · どこで(Where):どこで開催するのか · 誰が(Who):誰がターゲットなのか:申請書を書き上げてからも、 さらに細かい説明が欲しいと言われたので電話でのやり取りなので日本財団様の担当者様と一項目づつ疑問点を解消していった。当時は自分の仕事と日本財団さんの資料作りや講演会での発表資料をパソコンにしがみついた状態が資料作りに深夜まで何日も続き、物凄く忙しかったことを覚えている。なんとか申請に漕ぎつける事ができた。その後、日本財団様の担当者様より『オリーブ栽培での障がい者自立支援のオリーブの苗木と講演会も含めた活動を助成金の対象として認められましたよ。』オリーブ栽培での障がい者自立支援活動は今までにない申請内容で将来性のある障がい者支援ですので頑張ってください。と担当者さんから言われたことは大変うれしい言葉でした。それからは講演会でのパワーポイントなどの資料作りなどで寝不足でフラフラの状態の時に、日本財団様より、当法人の『オリーブ栽培での障がい者自立支援活動』の特集記事が発行され、某県にある障がい者社会福祉法人様の目に止まり、社会福祉法人の担当者様がわざわざ当法人まで見学にこられ元々クリーニング作業が主だったこの障がい者福祉施設様では、子供達の為に野外での作業も出来るようにオリーブ園を作って支援をお願い出きませんか?」話を頂いたのがきっかけでした。それからオリーブ栽培の土壌造りから本格的に取り組み、イタリアより直接取り寄せてもらったオリーブ品種を最初は高さ 80cm程のオリーブの苗木を60本ほどを植栽した時にオリーブの幼木に子供達が水やりする時に『大きく育ってね!』と声をかけながら大事そうに子供たちが水やりする姿を見た時には、オリーブ園を苦労して作ってげて本当に良かったと思いました。そんな中で今までの資料作りやオリーブ園の準備などで無理がたたり今までの積み重なった疲れで私の体が悲鳴をあげ倒れてしまい。入院騒ぎとなり絶対安静と主治医から言われたが、実はもう1ケ所だけ講演会場をすでに押さえていたので困ってしまい、主治医に3日程『自宅で必ず安静にしてますからと帰してほしいと』嘘を言い病院を抜け出し自宅によらずそのまま、長男に同行してもらい地元空港から会場のある都市まで飛行機で出かけてなんとか最後に一つ残っていた講演会をなんとか無事に終わらせる事が出来きました、その講演後会場からすぐにとんぼ返りで飛行機に飛び乗り病院のベッドにそっと戻ることが出来ましたた。オリーブ園作りに協力してくださった皆様には心よりお礼申し上げます。この病院騒ぎで私の体も悲鳴を上げてしてしまい目の一部が見えなくなる視野欠損状態になり身体障害者手帳を持つ身となり駅など人混みの中では病院の先生より白杖を必ず持つようにと言われましたが後悔はありません。あれから十二年ほどが過ぎ、今では600本にまでオリーブの木も増え、すっかり立派で大きなオリーブ園になり、6次化された商品オリーブ油なども搾油出来るまでになり、社会福祉法人で販売できるまでになり、オリーブ園が施設に入所されている障がい者さん達の生きがいの場所にオリーブ園もなってくれることでしょう。これからもオリーブの木を大事に育ててくださいね。最後に『オリーブ栽培での障がい者の自立支援』の活動が日本財団様の特別誌で取り上げられたことで各地で『オリーブ栽培での自立支援』の講演を少人数のグループで質問形式でお話させていただく機会もいただきありがとうございました。この障がい者施設に植えたオーブ園の成長具合を見学に行こうと思ったのですがその頃に、コロナが流行り始め、鉄道や飛行機での移動は今は移動すべきではないと忠告され、その後のオリーブの成長も順調に育ち現在は600本のまで増え成木となりオリーブ油を搾油出来るまでになりました。オリーブの木は乾燥に強く,陽当たりを好み、実は寒さにも強い品種を選んで氷点下10℃以下の気温が何日も続かなければ寒さにも強く,鳥害の心配もない。また、オリーブの木は長寿の木でもあり1,000年以上も生き続けるオリーブの木もあり、今後も障がい者の皆さんに、長く毎年、子供達に恵みを与え続けてくれる宝の木になると信じております。植栽後は、オリーブ園の開園に間に合うか心配でしたが,なんとか間に合う事が出来ました。オリーブ園が何百年経っても障がい者の皆さんの生きがいの作業の場になってくれればそれだけでうれしい事です。私がここまで頑張ってこれたのは私にも重度障がいの女の子がおり、いつか皆さんのお世話になる事があるだろう、そのためにも最後まで、このオリーブ園を何としてでも作り上げるんだという使命感が私を突き動かす力になったんだと思う。このオリーブ園造りにご協力いただいた団体様・事業者様本当にありがとうございようになりました。

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