『私が何故オリーブ園を作る事になったのか』
- 橋元雄二
- 2023年11月8日
- 読了時間: 6分
更新日:4月7日

私がオリーブ園を作ろうと思ったのは地元の農業大学校に通って付加価値の高いもので,病気に強く,鳥害のなく、障がい者の子供たちでも育てやすい果樹で何が良いのか試案していた時に思い立ったのがオリーブ栽培でした,たまたまイタリアにあるオリーブ園を紹介してもらい、そこからオリーブの苗木を直輸入することにした。ただオリーブの苗木代や「オリーブ栽培が障がい者支援に向く事を分かって戴く為の講演会の資金が足りないことをどうするか?私は、『昔からお金がなければ知恵を出せ』という主義でしたので、当NPO法人より「オリーブ栽培での障がい者支自立活動」の助成を日本財団様に申請をお願いしてみた。当時、申請時は東日本大震災の大惨事が起き、日本財団様も大きな震災で流された船の補修費や中古船の調達などの手配で大変な時期でもあったので、私のNPO法人の申請したものが助成の対象になるのか?すごく心配でしたが、日本財団様の担当者様からはなぜオリーブ栽培で障がい者支援になるのかを会社勤めの方ならお分かりだと思うが報告書や企画書で5W1Hの手順で申請書を書き上げたことを思い出す(この資料作りは前職の会社での仕事柄身に付いていたので助かった)いつ(When):いつ開催するのか · どこで(Where):どこで開催するのか · 誰が(Who):誰がターゲットなのか:申請書を書き上げてからも、 さらに細かい説明が欲しいと言われたので電話でのやり取りなので日本財団様の担当者様と一項目づつ疑問点を解消していった。当時は自分の仕事と日本財団さんの資料作りや講演会での発表資料をパソコンにしがみついた状態が資料作りに深夜まで何日も続き、もの凄くハードだった日々のことを覚えている。なんとか申請にまで持っていく事ができ提出した。その後、日本財団様の担当者様より『オリーブ栽培での障がい者自立支援のオリーブの苗木と講演会も含めた活動を助成金の対象として認められましたよ。』オリーブ栽培での障がい者自立支援活動は『今までにない申請内容で将来性のある障がい者支援ですので是非とも頑張ってください。』と担当者さんから言われた言葉は大変うれしかった。それからは「オリーブ栽培での障がい者活動」の講演会でのパワーポイントなどの資料作りなどやNPO法人の障がい施設の仕事もあり、寝不足でフラフラの状態の時に、日本財団様より、当法人の『オリーブ栽培での障がい者自立支援活動』の特集記事が発行され、某県にある障がい者施設のある。社会福祉法人様に特集記事が目に止まり、社会福祉法人の担当者様がわざわざ当法人まで見学にこられ「元々クリーニング作業が主だったこの障がい者福祉施設様では、子供達の為に野外での作業も出来るようにオリーブ園を作って支援をお願い出きませんか?」話を頂いたのがきっかけでした。それからオリーブ栽培の土壌造りから本格的に取り組み、イタリアより直接取り寄せてもらったオリーブ品種を最初は高さ 80cm程の寒さに強いオリーブの苗木を60本ほどを植栽した時にーブの苗木に施設の子供達が水やりする時に『大きく育ってね!』と声をかけながら大事そうに子供たちが水やりする姿を見た時には、オリーブ園を苦労して作って本当に良かったと涙が出るくらい嬉しかった事を今でも思い出します。そんな中で今までの資料作りやオリーブ園の準備などでの過労での無理がたたり今までの積み重なった疲労で私の体が悲鳴をあげ倒れてしまい。入院騒ぎとなり絶対安静と主治医から言われたが、実はもう一ケ所だけ講演する会場をすでに押さえていたので困ってしまい、主治医に3日程『自宅で必ず安静にしてますからと帰してほしいと』嘘をつき病院を抜け出し自宅によらずそのまま、長男に同行してもらい地元空港から会場のある都市まで飛行機で出かけてなんとか最後に一つ残っていた講演会を無事に終わらせる事が出来きました、その講演後会場からすぐにとんぼ返りで飛行機に飛び乗り病院のベッドにそっと戻ることが出来ましたがその代償として身体障害者手帳2級を持つ身になってしまいました。皆さんは絶体そんな事はなさらないで下さい。オリーブ園作りに協力してくださった皆様には心よりお礼申し上げます。この病院騒ぎで私の体も大変でしたがあれから十二年ほどが過ぎ、今では600本にまでオリーブの木も増えたとのこと、すっかり立派で大きなオリーブ園になり、オリーブの油を搾油できるまでになり搾油機も社会福祉法人で購入され6次化された美味しいオリーブ油を搾油出来るまでになり、社会福祉法人で販売できる収入源までになりました、オリーブ園が施設に入所されている障がい者さん達の生きがいの場所にオリーブ園もなってくれることでしょう。これからもオリーブの木を大事に育ててくださいね。最後に『オリーブ栽培での障がい者の自立支援』の活動が日本財団様の特別誌で取り上げられたことで各地で『オリーブ栽培での自立支援』の講演を質問形式でお話させていただく機会もいただきありがとうございました。この障がい者施設に植えたオーブ園の成長具合を見学会を開催しようと思ったのですがその頃に、コロナが流行り始め、鉄道や飛行機での移動は今は移動すべきではないと忠告され、見学会ができませんでしたが、オリーブも成木となりました。オリーブの木は乾燥に強く,陽当たりを好み、オリーブの木は寒さにも強い品種を選んで氷点下10℃以下の気温が10日以上続かなければ寒さにも強い品種もありますが日照時間が長ければ長いほど育ちが良いです。オリーブの実は鳥害の心配もなく非常に育てやすい事やオリーブの木は長寿の木でもあり500年以上も生き続けるオリーブの木もあり、今後も障がい者の皆さんに、長く毎年、子供達に恵みを与え続けてくれる宝の木になると信じております。植栽後は、オリーブ園の開園に間に合うか心配でしたが,なんとか間に合う事が出来ました。オリーブ園が何百年経っても障がい者の皆さんの生きがいの作業の場になってくれればそれだけでうれしい事です。私がここまで頑張ってこれたのは私にも障がいの子供がおり、いつか皆さんに御世話になることもあるだろうと思い、そのためにも最後まで、このオリーブ園を何としてでも作り上げるんだという使命感が私を突き動かす力になったんだと思う。このオリーブ園造りにご協力いただいた団体様・事業者様本当にありがとうございました。オリーブ園は施設様のご好意でオリーブ園を解放していただき2024年11月一杯で終了しました。営利目的での会社様・団体様で障がい者雇用でのオリーブ栽培以外の方はご遠慮ください。障がい者支援での雇用に反映させるオリーブ園の立ち上げが目的ですので申し訳ございま年せんお断りしております。障会者の作業としてオリーブ油を瓶詰め・ラベル張りまで行い、付加価値の高い品質の良いオリーブ油を出荷出来るまでになりました。申し訳ございませんがあえてどこの障がい者施設様なのかは伏せておきます。そのつど見学者の方が行かれますと施設の方も障がい者の子供達を見守っておられますので席を外すと大変ですので、見学したい方は事前にご連絡ください。
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