橋元雄二2023年1月3日1 分『大地百花』大地百花とは禅語の中の言葉で大地には色々な花が咲いていてそれぞれが美しいが人々にもいえるという意味です。人にはそれぞれの個性があり障がい者も、健常者でもそれを比べるよりも一人一人の個性を大事にし、より暖かい目で見られる社会であってほしい。...
橋元雄二2022年12月19日1 分『席順にこだわらない』ある家に客があった。そこへ良寛がたまたま訪ねて来た。そこで家人が「寛様も、 一緒に食事をご相伴下さい」と言うと、和尚はそのまま座敷へ通り、一番上座の正客の席に付いた.これには、家人も困ってしまったという。逸話が残っている。これは良寛の信念で人間には上も下もない。平等である、...
橋元雄二2022年12月10日1 分『良寛の親友・解良叔問の家での騒動』智海という狂僧がいた。うぬぼれが高じて気が変になり、「衆生を救うために俺が新しい 一宗を開いてやる」などと、たいそうなことを言っていた。自分をいにしえの高僧に なぞらえ、今の僧達を赤子のように見下し、人々から尊敬されている良寛の事を妬んで...
橋元雄二2022年11月21日2 分『良寛と貞心尼の最後のやりとり』1,832年(天保二年)正月6日にいよいよ良寛の臨終の時が近くなった夕方に、弟子で恋人でもあった貞心尼が、良寛に歌の上の句を渡すと良寛はむくっと床の上に起き上がり死を迎えようとしていた。「くるに似てかへるに似たりおきつ波」現代語訳「今あなたに、向こうの方から死がやってくるよ...