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橋元雄二
2023年11月8日読了時間: 1分
『散る桜残る桜も散る桜」
「散る桜 残る桜も 散る桜」は良寛和尚の有名な句ですね。 今散っている桜の横で、美しく咲いている桜も、やがては散ってしまう、という意味でしょうか。 良寛和尚は桜の花も人生も同じで必ず最後があることを諭しています。ただ良寛禅師の弟子である貞心尼と死の間際に残した記録にもこの辞...
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橋元雄二
2023年11月7日読了時間: 2分
『私心が判断を誤らせる』
人は自分の考えに似ている人の言うことは、間違っていても信じます。 自分の考えと異なっている人言う人のことは、正しくても間違っていると思い込みます。 紀元前四世紀のギリシャの政治家デモネテネスは、「人は信じたいことを信じる。信じたくないものは信じない。」という言葉を残しました...
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橋元雄二
2023年11月6日読了時間: 1分
『良寛・鱈 汁を食べる』
庄屋の阿部定珍(さだよし)は、良寛の有力な施主であった。良寛が阿部家に托鉢に来たり、宿泊する時には、いつも食膳の位置が決まっていた。そのため良寛は、食器などに相 違があつてもすぐに箸をを取って食事をした。時には魚の汁物が出されていても、知らないかの如く食べた.定珍の妻が「良...
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橋元雄二
2023年11月5日読了時間: 1分
『グチは言わないと決める』
寺を持たず何の収入もない良寛は、托鉢によって生きる糧を得ていました。 ある日、良寛はいつものように托鉢に出ましたが、何一つ施しを得ることが できませんでした。日が暮れてきて、そろそろ帰らなければなりません。 その時の情景を語った「托鉢に出ましたが、何も得られませんでした.空...
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橋元雄二
2023年11月5日読了時間: 1分
『仕事に専念せよ』
正貞(しょうてい)という医者がいた。良寛に「私はお金もうけをしたいが、どうすればよいですか」と尋ねた。そこで良寛は、「医業に専念して、人の金など気にかけるな」と戒めの言葉を述べたそうである。
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橋元雄二
2023年11月4日読了時間: 1分
『流れにまかせるのが自然な生き方』
良寛の言葉の中に「私は岸辺に繋がれた綱が切れた小舟のようなものだと思う」と自身が述べている。この言葉の中の意味として「無理して人に認められようと思わない」「無理して出世しようと思わない」「無理して成功しょうと思わない」良寛は「無理な生き方をすれば、生きていくことが苦しくなっ...
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橋元雄二
2023年11月4日読了時間: 1分
『貧すれば鈍する』
良寛は、人のことをそしったり褒めたり、批判するということはなかった。 しかし、時と場合によっては一言あった。ある村の庄屋が、たいそう立派な 家を建てた。その時良寛は、「貧すれば鈍する」と言われた。(貧すれば鈍する) 貧すれば鈍するとは一般的に、貧乏になれば性質や頭まで愚鈍に...
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橋元雄二
2023年11月3日読了時間: 1分
『親孝行の絵』
良寛は(現、三島郡和島村)の庄屋・山本善兵衛と親しくしていた。同家は島崎から与板へ行く道筋にあったので、良寛はしばしば立ち寄った。ある時同家に祝い事があって、良寛も出かけて行くと、ご馳走を出された。しかし、「わしは雑炊の方が好きだ」と言って雑炊を出させた。ご馳走は辞退したが...
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橋元雄二
2023年11月1日読了時間: 1分
『とりこ信仰』
『とりこ』という信仰が鎌倉時代より日本全国にありました。これは体が弱かったり、栄養不足で育たない子供を、神主、僧侶,丈夫に育つ家の親などに拾ってもらって,産みの親が改めてもらい受けたりします。さらに神仏の養子にすることもあります。特にお地蔵さんや鬼子母神が主体です。子供を神...
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橋元雄二
2023年10月31日読了時間: 1分
『良寛・出羽の旅』
良寛が(栄蔵)の時に出雲崎から通っていた大森子陽塾の師であった出羽の鶴岡にある墓を弔い帰る時に米沢を過ぎたあたりの時『大意』鳥がいく群れも,鳴きながら南の空に飛んでいく。見渡せば、秋の寂しく広々とした感じは、悲鳴に耐えがたいものがある。風雨の過ぎ去つた山々は、木の葉が落ちつ...
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橋元雄二
2023年10月31日読了時間: 1分
『良寛の理想「心月輪」とは』
この話は(現)西蒲原郡分水町の庄屋である、解良家に良寛が泊まった時の話である。食事の際に使われていた古くなってきた鍋蓋を下男が二つに割ろうとしていた、薪にするつもりであろう。割られる鍋蓋に憐れみを感じた良寛は、割られる前にそれを拾い上げて字を書いた。それは、心月輪(こころげ...
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橋元雄二
2023年10月30日読了時間: 1分
『半兵衛』
解良(けら)家が庄屋をしていた牧ケ花(現西蒲原郡分水町)を良寛が托鉢していると、ある人が良寛の耳もとで、「ここは半兵衛の家だがね」と言った。良寛はぬき足でそっと通り過ぎた。少し先に行って、また托鉢をしようとすると、また同じ事を言われたので、驚いた様子で、そっと立ち去る。こう...
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橋元雄二
2023年10月29日読了時間: 4分
『アメージンググレース』
アメリカで第二の国歌と言われるほど最も愛唱されている。 美しい響き、心が癒されるメロディーである。 作詞者はジョン・ニュートン (John Newton,1725–1807)。作曲者は不詳。アイルランドかスコットランドの民謡を掛け合わせて作られたとしたり、19世紀に南部アメ...
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橋元雄二
2023年10月27日読了時間: 1分
『良寛の飴好き』
良寛は飴が好きだったので,飴を贈って字を書いて貰おうとした男があった。その男が飴を差し出すと、良寛は手を出した。その手をすかさずつかまえて、『どうか字を書いてください』と言うと良寛は仕方なく「よし、よし」と言って書き始めた、出来上がった書は『その手は食はん 良寛』と書いたそ...
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橋元雄二
2023年10月26日読了時間: 2分
『月の兎』
良寛は,『今昔物語』や仏教経典にある月の兎の話が大好きで、子供たちに昔話をせがまれると、よくこの話をして、そして、この哀れな物語に、いつも涙ぐむのであった。その物語は、こうだった。昔々の大昔にあったということだが,猿と兎と狐の三匹が、それはそれは仲よしで、いつもいっしょに遊...
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橋元雄二
2023年4月21日読了時間: 1分
『野芹の味噌汁』
与板町に住む良寛の友人に活眼和尚という人がいた。その活眼和尚がある日、良寛の元を訪れた。良寛は「なにか摘んで来て、昼の汁ものでも作ろうと」小さな籠を持つて火葬場で野芹を摘みめた.野芹を籠一杯に摘んで帰って来た良寛がそれを具にした味噌汁を作り活眼和尚に勧めた。活眼和尚は、その...
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橋元雄二
2023年4月20日読了時間: 1分
『好意の埋め合わせ』
岩室村(現岩室温泉当たり)の横曽根に、堀越与兵衛という豪農がいた。彼は良寛を非常に尊敬していたので、良寛が托鉢に訪れると、家の中へ招き入れ、いろいろと接待した。ある年の初冬、与兵衛は友人二人を誘って,酒だるを持つて五合庵を訪ねた。良寛は酒だるを見ると、顔をしかめて、「せつか...
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橋元雄二
2023年4月19日読了時間: 2分
『命は大切に』
私が三十歳から四十歳の頃に、続けざまに四人の友人を亡くした。四人のうち一人 は幼馴染で、心臓移植でしか助からないと宣告され奥さんと小さなお子さんを残し て30歳という若さで旅立った。もう一人は進行性の胃癌で見つかった時にはすでに 手遅れであった。...
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橋元雄二
2023年4月10日読了時間: 3分
「新潟県の弥彦神社は万葉集にも詠まれている」
新潟県弥彦村(やひこむら)の弥彦神社(やひこじんじゃ)には万葉集には弥彦神社を詠んだ歌があります。弥彦神社には、万葉歌碑が設けられており、現在、弥彦は「やひこ」と読みますが、歌では 伊夜彦 「いやひこ」と呼ばれています。弥彦神社の所在地、弥彦村は新潟県のほぼ中央にあり、佐渡...
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橋元雄二
2023年4月10日読了時間: 1分
「感動が決意を新たにする。」
家庭環境が恵まれない中でも将来に希望を持って一生懸命勉強に励んでいる子供達もいます。体に障がいを持って生まれてきたにも関わらず頑張って前向きに生きている人達もいます。世界に目を向ければ、戦争に巻き込まれてつらい経験をしながらも、明るい気持ちで自分の人生を前進させていこうと頑...
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