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「古代日本史・渟足柵(ぬたりのき)のお話し」
渟足柵(にたりのき)7世紀ごろまで、大和朝廷の支配が及ばない日本の北方に暮らす人々を 蝦夷(えみし)と呼んでいました。渟足柵(ぬたりのき)はこうした蝦夷に備えた大和朝廷の防衛施設(城のようなもの)であるとともに、都から遠く離れた地方を治める行政施設であったと考えられていま...

橋元雄二
2021年3月10日読了時間: 2分


「良寛の嫌いなもの」
良寛が嫌いなものだったのは ①書家の書いた墨跡。 ②うたよみの詠んだ句 ③歌よみが題をきめて歌をよむこと ④料理人の料理(何事にも作為的なもの) この四つを良寛は嫌ったそうである。確かに逸話を読む限り良寛の書は 型にはまったものではない無法放...

橋元雄二
2021年3月8日読了時間: 1分


良寛の揮毫
良寛はめったに揮毫する事はなかったと前にも書いたと思う。それでも良寛がお布施等で寄ると、家に上げられ監禁状態で無理やり書かされることもあったという。それだけ良寛の書は貴重品であったのです三条の成田屋は日頃から良寛と親しかった。そこの主人から「一生の宝とするものを書いてもらい...

橋元雄二
2021年3月3日読了時間: 1分


「良寛の遺墨」
この歌は良寛が死期を悟った頃の歌だと思う。秋の夜長のこの頃は、夜中に目が覚めて、耳に聞こえてくるのは、山の頂にまで響き渡る,雌鹿をよびたてる雄鹿の声であるよ.向かい側の岡の上に、雄鹿が身動きもしないまま立っている。冬のはじめの十一月、時雨の冷たい雨に濡れながら、立ちつくして...

橋元雄二
2021年2月28日読了時間: 1分


「美あればすなわち醜あり 是あれば また非あり」
訳すると「子供には、美しいところもあれば、醜いところもある。いいところもあれば、また悪いところもある。その両方を認めて、おおらかに育てることが、肝心だ」と良寛は言う。「いい子」に、こだわり過ぎては、かえって子供を、たたきのめすことになる。現代の社会に通じる言葉である。よく最...

橋元雄二
2021年2月1日読了時間: 1分


「自分の幸せは自分で決める」
境野勝呉悟著:「良寛軽やかな生き方」より一部引用 「今の自分がイヤだ」という人たちへ「今の自分がイヤだ」「私は駄目人間です」いい有名大学を出て、いい会社にお勤めになっている人が、そういうのだ。別に名高い大学を出てない、あるいは、専門学校を卒業して、何とか就職にありついた人の...

橋元雄二
2021年1月18日読了時間: 2分


「人間の是非 看破に飽いたり」
訳すると「大人の世の中には、あれがいい!これがいい!ああしなさい!こうしなさい!あれはダメだ!これもダメだ!と決めつけてお互い他人の欠点を見つけようと、あくせくしている。そんな姿は見飽きてしまった」子供のの世界はすばらしい。けっして決め付けないから、本音でぶつけても平和だ。...

橋元雄二
2021年1月17日読了時間: 1分


「絶対に正しい」なんてありえない
恋愛の話で例えて話してみよう。「ああ、この人すてき。ああこの人が好き。そう思ったとたんその人しか見えなくなる。実はその人より、もっとすばらしい人がいても目の中に入ってこない。そう恋は盲目と言われる状況になると人はもっとすばらしい人がいても、まったく関心がなくなってしまう。そ...

橋元雄二
2021年1月10日読了時間: 2分


人のけしきを見ずしてものをいう」
「人のけしきを見る」とは、人を景色を眺めるときのように、全体的に、客観的に広い目で観察しなさい・・・・・・ということ。とどのつまり、特に夫婦においては、面白くない一点ばかり批判し、気にして、他にある素敵な長所、すぐれた点を見失って生活していては、自ら「金の卵」を失うことにな...

橋元雄二
2021年1月9日読了時間: 1分


「無法放縦の書」
渡部村(新潟県燕市)の良寛の友人の阿部定珍が一度良寛に向って、「和尚の字はすばらしいが、どうも並びが悪くて惜しまれる。と言ったことがある。手習いの子供がするように、紙を折って節目を付けてから書かれるとよろしかろう」と言った。その言葉通りに書いた良寛の書が阿部家に現存する。字...

橋元雄二
2021年1月7日読了時間: 2分


「相手の意見を尊重する」
「女性の考え方は、すばらしい。わたしの考え方は、いつも単純すぎる」と深く、深く、反省している。良寛はいう。「男たるもの、相手の女性と考え方が違ったときは、まず、さっと自分の意を捨てて、相手の女性の言葉によーく耳を傾けて、その考えを、ていねいに聞いて差し上げる事だ」男と女の考...

橋元雄二
2020年12月16日読了時間: 1分


「失敗した時は叱らない」
良寛は長男で出家した時に出雲崎の名主の橘屋を継いだのは弟の 由之でした。由之は傲慢で思い上がったところがあり、その為に周囲とのトラブルも少なくなかったようです。良寛はそんな由之に「性格を改めて、もっと謙虚な気持を持つように」と手紙を出しています。しかし、由之は性格の欠点のた...

橋元雄二
2020年12月4日読了時間: 2分


「自分だけ欲張って生きている人は、体と心が休まる暇がない」
必要以上に人間は欲張ると、あちらこちらと忙しく走りまわります。手に入れた名誉やお金を守ろうといつも神経をピリピリさせて相手を警戒します。そのような気持で欲張りすぎていると、好きなことをして、遊んだり自然の中で心身をリラックスさせたりする、のどかさやゆとりが持てないのです。そ...

橋元雄二
2020年12月2日読了時間: 1分


「議論はいいが議論で終わるな。」
自分の目標の夢の為に大いに議論することはいいいことです。しかし、議論したことで満足してしまってはダメです。大方の議論は自己満足で終わってしまい行動が伴っていないからです。自分自身が夢を叶えたいのなら自分がまず、スキルを上げていく努力をしなければなりません。実践しなければ、目...

橋元雄二
2020年11月27日読了時間: 1分


「人の失敗は自己反省の好機」
「他山の石」ということわざがあります。直接的な意味は、「よその山から出た、つまらない石でも、宝石を磨く材料として役立つかも知れないから、おろそかにしないほうがいい」というものです。そこから他人がした,つまらない失敗でも「自分はそんな失敗をしないようにしようと反省材料にすれば...

橋元雄二
2020年11月23日読了時間: 2分


「安易なYESはNOより悪い」
良寛はお灸やあんまが上手でした。体調の悪い人からお願いされると、喜んでしてあげたと言います。ある日も知り合いから「具合が悪いので、お灸をすえてやってもらえないか」と頼まれました。良寛は早速、知り合いの家を訪ね、お灸をすえてあげました。するとその相手は「明日も又家に来て、お灸...

橋元雄二
2020年11月18日読了時間: 2分


良寛の理想「心月輪」とは
「理想的な心のあり方を何かにたとえれば、丸い月のようでありたいものです。」冒頭の言葉は良寛が知り合いの家に招かれ,泊った時に書いたものだと言われています。食事の際に使われた鍋の木蓋をじっと見ていた良寛は、ふと思いついて木蓋に筆と墨で書をかきました。その書が「心月輪」です。そ...

橋元雄二
2020年11月14日読了時間: 1分


「若い頃の反省の上に成長がある」
(国上山の全景 五合庵はこの山の中腹あたりにありました。) 良寛の言葉の中で「若い頃を思い出すと、思いにまかせて好き放題をしていました。一生は嘆き多いものだと考えもしませんでした。」良寛は出家する前まで出雲崎の名主の裕福な家庭で暮らし、何不自由のない 生活だったようです。贅...

橋元雄二
2020年11月10日読了時間: 1分


「良寛の心遣い」
「月読(よみ)のひかりを持ちて帰りませ 山路は栗のいがの多きに」 :良寛: 歌人の斉藤茂吉はこの歌について、「なんともいえないやさしい心の歌である」「こたへられない程よい心の歌である」と檄賞している。近代の大歌人茂吉にこれだけ褒められただけでも良寛はもって...

橋元雄二
2020年11月8日読了時間: 1分


「短い人生を何に使うか」
「人生は短いのです。与えられてる時間はとても貴重なのです。その時間を地位やお金を求める事に費やしている暇などありません。もっとほかに、やらなければならない大事なことがあるのではありませんか」と良寛は問いかけています。なぜなら地位もお金も結局は失われてしまうものだからです。...

橋元雄二
2020年10月26日読了時間: 1分
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