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『良寛は若い時は女好き』
良寛は十六歳で元服し、名を文孝と名乗っていた、まだ大森子陽の塾で学んでいたが、一方においては遊郭での遊びを覚えた。出雲崎では知り合いの目を気にして遠慮がちであったが、地蔵堂(三条市分水町にある)遊郭街へよく出入りしていた。良寛の女好きは有名となり、土地の人々は良寛を見かける...

橋元雄二
2023年12月2日読了時間: 2分


『盗人に取り残されし窓の月』
ある11月の寒い夜に、泥棒が国上山の五合庵に入った。しかし庵の中には盗むものがなかった。そこで泥棒は良寛が寝ている布団を盗もうとした。良寛は寝たふりをして、自分から寝がえりを打ち、布団を取りやすいようにしてあげ、わざと盗ませたという。翌日の朝鼻水を垂らしながら実家の橘屋に寄...

橋元雄二
2023年12月1日読了時間: 1分


『良寛の一切径の虫干し』
ある年の暑い盛りの土用の頃、良寛が「今年は五合庵で『一切経(いっさいきょう)』の虫干しをするから、見に来なさい」と村の人々に知らせました。 一切経とはあらゆる経文をまとめたもので、この「一切経」の虫干しの風にあたると、その年の一年間は病気や災難にかからないと信じられていまし...

橋元雄二
2023年11月28日読了時間: 1分


『私の努力は足りているのか?』
頑張っている人の姿を見て、 「 あんなバカらしいこと、よくできるなあ。私ならできないね。 」 などと他人ごとのように考えてしまってはダメです。そういう人は、永遠に進歩できない人ではないでしょうか。良寛は春の日に鍬を持つて泥にまみれて田植えの準備頑を張っている農民の姿を見て、...

橋元雄二
2023年11月25日読了時間: 1分


『心を落ち着ける』 三ケ条
● 読み書きは心をこめて、ていねいに ● 掃除はしっかりと ● 年上を敬い、年下を気づかい、生きてるいるものは、鳥獣(とりけだもの)に至るま でかわいがる 冒頭の言葉は、良寛が世話になつていた人に頼まれて書いた「戒語」です。...

橋元雄二
2023年11月24日読了時間: 2分


『食べ残しのもろみ漬』
良寛が五合庵に住んでいた頃の話である。良寛は、囲炉裏の片隅に、もろみの入った小さな壺を置いておき、食べ残しが出れば、その中に入れ、また取り出しては食べておられた。暑い夏でも同じであった。また、人が来れば、人にも勧められたが、食べられたものではなかった。しかし、良寛は平気なも...

橋元雄二
2023年11月23日読了時間: 1分


『手毬を贈って書を書かせる』
良寛は、とてもまりつきを好んだ。そのため、良寛の書を欲しいと思えば、まず手毬を贈ってご機嫌をとった。すると良寛は、喜んで筆を執って書いた。しかし、その他の物は、たとえ珠玉のように高価な物であってもご馳走されても顧みることはなかったそうですが、親戚関係や托鉢中に無理やり良寛を...

橋元雄二
2023年11月22日読了時間: 1分


『大工が好き』
最近はMLBの某通訳者の違法賭博によるお金の横領の事が話題になっているがこのニュースを見て思った事があったので書いてみる。良寛の逸話の中で『世の中で大工の仕事ほど正直なものはない」とよく口にしていたという。何でもない桐の箱に、(南無阿弥陀仏)六字の名号を墨差しで書いたらしい...

橋元雄二
2023年11月21日読了時間: 1分


『多くの友を持つよりも、自分を向上させてくれる友を一人持ちなさい』
『 自分を悪い道へ誘い込むような友であれば、そのような相手とは交際しないほうがいい 』 「よく、たくさんの友人がいる人=人間関係に恵まれて幸せに生きている人」という図式 を描く人がいますが、必ずしもそうではないと思います。「たくさんの友人はいないが深く心を通わせることができ...

橋元雄二
2023年11月19日読了時間: 1分


『良寛の心張棒』
ある日のこと、木村家の主人が外から帰って来ると、表の戸がどうしても開かない。仕方なく裏口から入って表戸を見ると、良寛が顔を真っ赤にして戸を押さえ,悪戯をしていた。主人はおかしさに堪えられなくなり、『良寛様ご苦労様です』と、大笑いした。すると良寛は、物も言わず、慌てて外へ飛び...

橋元雄二
2023年11月18日読了時間: 1分


『旧養護学校(現特別支援学校での障がい児童放課後支援事業の立ち上げ』
新潟市内の 旧養護学校敷地内での障害児童放課後支援事業を全国で初めて立ち上げました。 小学校での放課後支援事業は当時は全国にはたくさんありましたが特別支援学校の障がい児童の放課後支援事業は一つもない現状でした。そこで考えたのが障がい児童にさまざまの特性を持つ障害児童にストレ...

橋元雄二
2023年11月12日読了時間: 2分


自惚れぼれは愚かさの証明』
少しばかり賢いことでうぬぼれ、他人に迷惑をかけ、反省せず、注意に耳を傾けない人がいます。古代ギリシャの格言に、「うぬぼれとは、自分以外の軽蔑を表す」という者があります。例えば、「自分は賢い」とうぬぼれている人は、他人の意見を軽蔑し、尊重しません。そして平気でバカにするような...

橋元雄二
2023年11月9日読了時間: 2分


『手のひらを太陽に』
朝ドラの「あんぱん」を見てる方も多いだろう最近アンパンマーチ」などの歌詞を聞くと意味が深いな~と考えさせられる歌詞だと思うようになった。 ...

橋元雄二
2023年11月8日読了時間: 1分


『若い頃の反省の上に成長がある』
「若い頃を思い出すと、思いに任せて好き放題をしていました。一生は嘆き多いものだと考えもしませんでした。良寛の実家は新潟の大きな名主の家に生まれましたから、家を出る前までは何不自由ない生活だったようです。「贅沢な服を着て、歓楽街を遊び回ることもよくあったのです。若さに任せて、...

橋元雄二
2023年11月8日読了時間: 1分


『私が何故オリーブ園を作る事になったのか』
私がオリーブ園を作ろうと思ったのは地元の農業大学校に通って付加価値の高いもので,病気に強く,鳥害のなく、障がい者の子供たちでも育てやすい果樹で何が良いのか試案していた時に思い立ったのがオリーブ栽培でした,たまたまイタリアにあるオリーブ園を紹介してもらい、そこからオリーブの苗...

橋元雄二
2023年11月8日読了時間: 6分


『良寛・鱈 汁を食べる』
庄屋の阿部定珍(さだよし)は、良寛の有力な施主であった。良寛が阿部家に托鉢に来たり、宿泊する時には、いつも食膳の位置が決まっていた。そのため良寛は、食器などに相 違があつてもすぐに箸をを取って食事をした。時には魚の汁物が出されていても、知らないかの如く食べた.定珍の妻が「良...

橋元雄二
2023年11月6日読了時間: 1分


『グチは言わないと決める』
寺を持たず何の収入もない良寛は、托鉢によって生きる糧を得ていました。 ある日、良寛はいつものように托鉢に出ましたが、何一つ施しを得ることが できませんでした。日が暮れてきて、そろそろ帰らなければなりません。 その時の情景を語った「托鉢に出ましたが、何も得られませんでした.空...

橋元雄二
2023年11月5日読了時間: 1分


『仕事に専念せよ』
正貞(しょうてい)という医者がいた。良寛に「私はお金もうけをしたいが、どうすればよいですか」と尋ねた。そこで良寛は、「医業に専念して、人の金など気にかけるな」と戒めの言葉を述べたそうである。

橋元雄二
2023年11月5日読了時間: 1分


『流れにまかせるのが自然な生き方』
良寛の言葉の中に「私は岸辺に繋がれた綱が切れた小舟のようなものだと思う」と自身が述べている。この言葉の中の意味として「無理して人に認められようと思わない」「無理して出世しようと思わない」「無理して成功しょうと思わない」良寛は「無理な生き方をすれば、生きていくことが苦しくなっ...

橋元雄二
2023年11月4日読了時間: 1分


『貧すれば鈍する』
良寛は、人のことをそしったり褒めたり、批判するということはなかった。 しかし、時と場合によっては一言あった。ある村の庄屋が、たいそう立派な 家を建てた。その時良寛は、「貧すれば鈍する」と言われた。(貧すれば鈍する) 貧すれば鈍するとは一般的に、貧乏になれば性質や頭まで愚鈍に...

橋元雄二
2023年11月4日読了時間: 1分
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