橋元雄二2023年11月23日1 分『食べ残しのもろみ漬』良寛が五合庵に住んでいた頃の話である。良寛は、囲炉裏の片隅に、もろみの入った小さな壺を置いておき、食べ残しが出れば、その中に入れ、また取り出しては食べておられた。暑い夏でも同じであった。また、人が来れば、人にも勧められたが、食べられたものではなかった。しかし、良寛は平気なも...
橋元雄二2023年11月22日1 分『手毬を贈って書を書かせる』良寛は、とてもまりつきを好んだ。そのため、良寛の書を欲しいと思えば、まず手毬を贈ってご機嫌をとった。すると良寛は、喜んで筆を執って書いた。しかし、その他の物は、たとえ珠玉のように高価な物であってもご馳走されても顧みることはなかったそうですが、親戚関係や托鉢中に無理やり良寛を...
橋元雄二2023年11月21日1 分 『大工が好き』最近はMLBの某通訳者の違法賭博によるお金の横領の事が話題になっているがこのニュースを見て思った事があったので書いてみる。良寛の逸話の中で『世の中で大工の仕事ほど正直なものはない」とよく口にしていたという。何でもない桐の箱に、(南無阿弥陀仏)六字の名号を墨差しで書いたらしい...
橋元雄二2023年11月20日1 分『自分の「本文」を見つけよう』アメリカでは某通訳者の違法カジノの窃盗事件で世間を騒がしているが自分の仕事の本分から外れた人は決して幸せにはなれないと言われている。 冒頭の言葉に出てくる「本分」とは、「その人が本来すべきこと」「その人の人格に合った生き方」という意味があります。良寛は、「あくまで私は、名誉...